「少年の主張大会」に出場した生徒たち
須賀川の次代を担う中学生が日頃考え感じていることを広く社会に向けて発信する第18回市少年の主張大会は3日、市内全10校の代表生徒が出場しtetteで開かれ、最優秀賞は矢部理央さん(岩瀬中3年)の「笑顔は宝物」が選ばれた。
市教委、市明るいまちづくりの会連絡協議会、市少年センターの主催で、コロナ禍で2年ぶりに開催した。
10中学校の代表生徒が日常生活で何気なく感じていること、問題意識を抱いていること、様々なボランティア活動などをテーマに、1人5分程度を目安にジェスチャーや抑揚をつけた堂々の発表に学校関係者や保護者らから温かい拍手が送られていた。
善方威浩白江小校長が審査委員長を、橋本忠宏須賀川桐陽高校長、根本雄一県教育庁県中教育事務所社会教育主事、大寺正晃須賀川地区保護司会副会長、山田比佐子柏城小教諭が審査員を務めた。
最優秀賞を受賞した矢部さんの作品は、母親からプレゼントされた「女は愛嬌、笑顔は宝物」の言葉を大切に毎日を過ごしてきたが、ある日の心ない一言をきっかけにいじめ被害を受け始めた。徐々に心を閉ざしていく彼女だったが、クラスメイトの行動で日常を取り戻し、また周囲に優しくできる日々を取り戻せた経験をまとめた。
最後に「私のそばには優しい友達がいる。今だって、毎日が100点の日々ではない。(中略)優しさと笑顔は巡り巡ってみんなを幸せにする。『笑顔』は心に灯りを灯す『宝物』だから」と呼びかけ感動を呼んだ。
優秀賞は深谷ほのかさん(稲田学園9年)、山河ひなたさん(小塩江中3年)、善方朝日さん(長沼中3年)、大塚優さん(須賀川二中3年)が選ばれた。最優秀・優秀賞受賞の5人は、9月にいわき市で開かれる県大会に、須賀川代表として推薦される。
審査中の時間を使って、昨年11月にWEB開催した全国大会の動画を放映し、高いレベルでの主張発表に生徒や参加者らも感心しきりの様子だった。
優良賞受賞者は次の通り(全員3年生)。
永田龍誠(仁井田)若林里歩(大東)圓谷暖(須賀川一)金谷結香(須賀川三)本田葵大(西袋)