出来栄えは上々に 天栄長ネギ生産組合出荷会

農業

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    丹精込めて育てた長ネギをPRする組合員

 天栄長ネギ生産組合(瀬和正智組合長)の長ネギ出荷会は3日、白子地内の倉庫で開かれ、8月の出荷最盛期に向け出来栄えを確かめた。
 天栄長ネギは村の三大ブランド特産品の一つで、同組合が栽培から出荷まで一貫して行っている。ノーザンファーム天栄の馬の堆肥を使用し、生産者が手塩にかけて仕上げた長ネギは甘みも強く食感も柔らかで、高い評価を得ている。
 今年度は組合員16人が計9㌶栽培しており、6月から生育の早いトンネル栽培のものを出荷開始した。8月に最盛期を迎え、11月まで継続的に出荷する。また12月からは赤ネギなど冬季の長ネギも出荷する予定。
 瀬和組合長は「今年は長雨で病気の防除に苦労したが、太さや長さ、味わいも上々に仕上がっている。焼くと甘みが強まり、ネギマなどで食べても美味しい」とし、昨年の販売総額約4000万円を超える売り上げ達成を目指す。
 出荷会は例年、会員や家族を招いて最盛期に向け交流を深める場にもなっていたが、今年は新型コロナの感染を防ぐため規模を縮小し、役員ら4人のみ出席し、地元新聞社に長ネギをPRした。