パラリンピック聖火種火の市町村日程

文化

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    一心不乱にクレヨンを削る園児たち

 24日から始まる東京2020パラリンピックに向け、鏡石町は9日、須賀川市と天栄村は11日にそれぞれ聖火の種火を灯す。各自治体では当日に向け準備が進められている。
 パラリンピック聖火フェスティバルの一環で、県内では全市町村がそれぞれ採火したものを、15日に郡山ヒロセ開成山陸上競技場に集める。
 鏡石町は町構造改善センターでかがみいしスポーツクラブ、パラスポーツ団体の「チームまきばの朝」、スポーツ推進委員会の3団体がパラスポーツ「ボッチャ」で交流した後にマイギリ式で火起こしする。
 須賀川市は二階堂神社で松明あかしの御神火奉受式の手法を再現し、その火から聖火の種火を採る。
 天栄村は村内全小中学6校の代表児童・生徒各2人が村屋内運動場に集まり、同じくマイギリ式で火を起こす。
 事前行事として、村で当日使用するキャンドル作りは6日、天栄幼稚園(桑名俊之園長)年長組の希望者ら23人が行った。
 園児らは桑名園長から、障がい者が挑む「もうひとつのオリンピック」であるパラリンピックについて説明を受け、パラリンピックのシンボルカラー赤・青・緑のキャンドル作りに挑戦した。
 クレヨンをおろし器で粉状にし、溶かしたロウに混ぜ、流し込んだ筒の中で冷え固まるのを待った。
 園児らはクレヨンでカラフルに染まった手袋を誇らしげに見せ合いながら、パラリンピックへの期待を高めていた。
 出来上がった10本のキャンドルは11日に起こした火をランタンに移すために使用する。
 園児らには記念品として手のひらサイズのキャンドルが1人1本プレゼントされた。

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