凍霜害・降ヒョウ被害のナシ 21日に牡丹台球場外周で応援販売

地域振興農業

 須賀川市は4月の凍霜害と6月の降ヒョウ被害にあった農業者を支援するため、21日に牡丹台球場で行われる福島レッドホープスの「須賀川市応援デー」に合わせ、被害で規格外品となったナシ(幸水)を球場外周に設置されるすかがわ観光物産館flattoブースで販売する。時間は午前11時から。
 市内は4月の凍霜害でナシやリンゴ、モモ、カキなど計97㌶が被害を受け、被害総額は1億9566万円に上る。
 さらに6月に降ヒョウも発生し、キュウリ、ナス、サヤインゲン、ナシ、リンゴ、モモ、ブドウなど計41・50㌶で7008万2000円の被害が生じた。
 市は県やJAと協力しながら防霜ファンや肥料の購入など助成し、営農継続の支援に取り組んでいる。
 今回の企画もその一環で、規格外となったナシをJAからflattoが購入し、1袋(6~7個入り)500円で約40袋販売し、被災農業者支援と市の特産農産物PR、地産地消のさらなる推進を図る。
 また市の担当者は「今後も機会をみながら、販売支援ができれば」としている。
 福島レッドホープスの「須賀川市応援デー」はこのほか、来場者のうちアンケート回答者200人に須賀川産コシヒカリ「ぼたん姫」(300㌘)をプレゼントする。
 また場内アナウンスで高校生のシニアリーダーズクラブなどが市の観光PRに挑戦し、試合終了後には少年野球教室も予定している。
 試合は午後1時半から、信濃グランセローズと戦い、学法石川高チアリーディング部パフォーマンス、矢吹町のロックアイドルユニット「Arrow Heart」のステージなどで盛り上げる。
 前売り入場券はイープラスで販売しており、大人1000円(当日1500円)、高校生500円(同800円)、中学生以下無料。