新型コロナの新規感染が全国的に拡大を続ける中、13日からお盆期間を迎える。須賀川市は11日、橋本克也市長が市民に向けて注意喚起のメッセージをホームページ等に発信したほか、市内でも感染者数が増加していることを踏まえ、感染防止対策徹底を呼びかけている。
市内では今月に入り(11日発表分まで)23人の新規感染している。1カ月あたりの新規感染が最も多かった今年1月の60人に比べればまだ少ないが、過去2番目に多かった今年3月の23人に並んだ。
近隣市町村でも感染者数は急増しており、油断できない状況にある。
1月の感染増加は正月休み中の行動が一因となっているものと考えられる。
また県内でも従来株より感染力の強いデルタ株への置き換わりが進んでいるものとみられ、より強い警戒が求められている。
市は「親戚同士の集まりや同窓会など、普段会わない人との宴席や会合での飲食を控える」「屋外での活動でもクラスターが発生した事例があるため、バーベキューやスポーツ活動なども感染リスクが高いため控える」と啓発している。
そのほかマスク着用、手指消毒、密回避、体調管理など基本的な感染防止対策の継続を促す。
鏡石町、天栄村でも同様に警戒を強め、住民に対して予防行動の徹底に協力を求めている。
なお市はワクチンの接種券について、予約状況をみながら年齢区分の高い順にできるだけ早期に発送し、55歳未満の全対象者への送付を9月までに完了したい考えである。