須賀川市の第39回円谷幸吉メモリアルマラソン大会は10月17日、須賀川アリーナをスタート・ゴールに行われる。3年ぶりの今回は「須賀川市民とともに円谷幸吉をつなぐ」のコンセプトのもと、小学生83人、中学生42人、一般133人、計258人が秋の須賀川路を駆ける。
大会事務局は15日でエントリーを締め切り、17日に申込者数を発表した。
2年前は大会直前に発生した台風による浸水被害、昨年はコロナ禍で大会が中止となり、関係者や大会を目標としてきたランナーたちの落胆は隠せなかった。
その分だけ、今年の開催にかける思いは強く、実行委員会では「こういう状況だからこそ知恵を出し合って開催を目指したい」「大変ではあるが実現させ、歴史に残る大会にしたい」といった熱意のこもった意見が交わされ、実施に向けた準備を進めてきた。
今大会は応募を市民、もしくは市内少年団所属者に限定したため、例年の10分の1以下の参加者に収まったが、成功への思いは例年に勝るとも劣らない。
4部門で、一般男子(中学生以上)は5㌔、一般女子(同)は3㌔、小学4~6年男子は2㌔、同女子は2㌔を駆ける。
円谷選手の思いをつなぐ大会として盛り上げるため、ライバルの君原健二さん、円谷選手の練習パートナーの宮路道雄さんの2人を今年も招待する。君原さんは一般男子とともに5㌔を走る。新型コロナの感染状況によっては変更もありうるが、2人の存在はランナーの意欲向上につながると期待される。
当日は密を避けるためスタート時間をずらし、開会式や表彰式は行わない。
参加賞は大会オリジナルスポーツ用マスク(ミズノ製)で、アスリートビブス(ナンバーカード)、大会2週間前までの健康状態を記録する体調チェックシートを10月上旬頃までに選手の手元に届くよう準備を進める。
問い合せは須賀川アリーナ内の大会事務局(℡76―8111)まで。