レトロな引き札でタイムスリップ? 天栄村ふるさと文化伝承館

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    レトロな広告が並ぶ会場

 天栄村ふるさと文化伝承館の企画展「引き札~レトロな広告の世界」は9月30日まで、江戸時代から昭和初期にかけて全国の商店に飾られた恵比寿大黒や七福神、美人画など78点が並んでいる。
 村内在住のコレクターが約20年前から集めた1000点を超える資料の中から、厳選した状態の良い逸品を借り受け展示した。
 「引き札」は「人目をひく」「客を引く」ことを期待し、商店が開店するときや歳末・年始などの売り出しに合わせ、広告として客に配られた。
 原版は東京や大阪などで作られ、開いたスペースに各商店の名前や連絡先などを入れる。
 コレクターから人気の高い機関車の載った絵柄や昭和天皇の即位風景など、当時の雰囲気も感じられる品々に来館者たちも関心を寄せている。
 合わせて昭和初期に描かれた広告ポスターも展示し、会場は約100年前にタイムスリップしたような懐かしい雰囲気に包まれている。
 開館時間は午前10時から午後4時まで。休館は月曜日。
 問い合わせは同館(℡0248-81-1030)まで。