小中学生(12~15歳)のコロナワクチン 天栄村1回目の接種

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    子どもが安心するよう声をかけながら接種する医師

 須賀川・岩瀬管内での新型コロナワクチン接種が進み、天栄村では21日、12歳から15歳までの小中学生が村体育館で1回目の集団接種を受けた。25日から2学期を迎えようとしている中、管内では教職員や児童生徒の新規感染も報告されており、子どもたちの安全な教育の場を確保するためにも、スピーディーな接種が求められている。
 天栄村は対象となる12歳から15歳の小中学生140人に6日、接種券を発送した。接種日は学校生活に影響が出ないよう、土曜日を設定した。
 小中学生は体育館に保護者とともに訪れ、接種の順番を待った。不安気な表情を浮かべる子どもに対し、医師らは「すぐ終わるから大丈夫だよ」と優しく声をかけ、慣れた手つきで注射を済ませた。
 接種を受けた小学6年生の男子は「あっという間だった。注射は苦手で嫌だったけど、あまり痛くなかったので良かった。コロナが終わったら家族みんなでハワイに旅行に行きたい」と笑顔を見せた。隣にいた保護者は、海外旅行の希望に驚きを見せながらも「(ワクチン接種について)色々聞いていたので不安もあったが、すぐに終わって安心した。家族全員接種が終わり、コロナも落ち着いたら、家族みんなでどこかに行こうね」と話した。
 2回目の接種は3週間後の9月11日に行う。万が一副反応で学校を休む場合、欠席扱いにはならない。
 鏡石町も12歳から19歳に16日付で接種券を送っており、22、28、29の3日間、鳥見山体育館、9月26日、10月3日の勤労青少年ホームのいずれかの日程で集団接種を受けられる。
 須賀川市は9月までに接種券を送る予定で、土・日曜日に小中学生の優先枠を設ける。

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