須賀川市は24日、新型コロナのワクチン接種状況(23日付)を公表した。市民全体(対象6万7899人)で1回目を終えたのが2万9946人で接種率44・1%、2回目まで完了したのが2万3068人接種率34・0%だった。
先月25日現在の発表と比較すると、1回目を終えたのは1万337人、2回目まで終わったのは8877人増えた。
全体のうち1回目を集団接種で受けたのは1万9026人、医療機関での個別接種は推計1万920人。
このうち高齢者(対象2万1909人)で1回目を受けたのが2万138人で接種率は91・9%。2回目を終えたのが1万8910人接種率86・3%だった。
ワクチン接種にあたり、市は24日までに45歳以上の約4万5700人に接種券を送付している。44歳以下12歳以上の約2万2800人には8月から9月にかけて全員送付する予定。
なお9月から会場が須賀川アリーナからグランシア須賀川に変更となり、接種体制も拡充し、週最大3900人に対応できるようになる。
県内では8月に入り新規感染が続発しており、須賀川市内でも新たな感染が続いている。
県によると今夏に確認された感染事例として、お盆や葬式など集まった親戚の中で会食により感染し、家族・、知人、職場の同僚に感染拡大した事例、帰省をきっかけに感染が広まった事例などが報告されている。
また鼻水などの軽い症状があったが、他県への移動や感染者との接触に覚えがなかったため、コロナではないと思い込んで出勤し、職場内で感染拡大した事例もある。
こうしたことから、普段一緒にいる人以外との飲食の場面に注意し、何らかの症状が出ている場合はコロナを疑って対応に当たるなどの行動が求められる。