JA夢みなみのナシ(幸水)品評会

農業

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    慎重に審査するナシ(幸水)品評会

 JA夢みなみの令和3年度ナシ(幸水)の品評会は24日、約30人が出席してきゅうりん館で開かれ、最優秀賞のJA福島県本部長賞に吉田洋一さん(鏡石)が選ばれた。
 ナシの品質向上を促進するため果樹栽培の技術向上と普及を図り、ブランド確立に資すること、安全・安心なナシを消費者へPRすることが目的。
 郷隆果樹連絡協議会長が「降霜やヒョウ被害のためほとんど出荷できない人もいます。厳選された甲乙つけがたいものとなっています。糖度も高くおいしいナシです」、橋本正和代表理事組合長は「今年のナシは例年より1週間から10日早い開花となり、大きな被害を受け国、県、JAも補助事業として対応してまいります。温暖化により毎年の被害も想定されますが、外観、糖度などブランド確立に向けよろしくお願いします。管内10万6000ケースの生産を見込んでいます」とあいさつした。
 出品者は5㌔14玉、着色はカラーチャート「1・5」を基準に、すかがわ岩瀬地区46点、しらかわ地区3点、いしかわ地区3点の計52点が出品され、最高糖度が14・1度、平均糖度は12・67度と甘みも十分だった。
 伊東かおる県中農林事務所須賀川農業普及所長を審査員長に、橋本代表理事組合長、郷果樹連絡協議会長、岡部喜市郎代表理事専務、池田浩春営農経済担当常務理事、JA関係者らが糖度、色目、形状、玉ぞろい、病害虫の有無などの外観などを審査した。
 入賞者は次の通り。
 ◇最優秀賞▽JA福島県本部長賞=吉田洋一(鏡石)▽岩瀬地方市町村会長賞=安藤仁志(西袋)▽西白河地方市町村会長賞=鈴木甲浩(東)▽石川地方市町村会長賞=根本常和(石川)◇優秀賞▽組合長賞=阿部一恵(西袋)星真一(同)大槻博(仁井田)設樂宗雄(西袋)佐藤孝夫(同)◇優良賞▽組合長賞=遠藤和郎(石川)北條雄三(東)佐藤文吉(西袋)鈴木幹夫(同)藤田浩司(仁井田)廣田克彦(長沼)安藤米吉(西袋)箭内繁(東部)鈴木浩一(西袋)和田賢正(同)