2日に白熱のタスキリレー 今年も無観客 中体連岩瀬支部の駅伝大会

スポーツ教育

  • 画像
    鳥見山陸上競技場で練習に励む選手たち

 中体連岩瀬支部駅伝競走大会は9月2日、鏡石町鳥見山陸上競技場周辺コースで行われる。選手たちはコロナ禍でも大会が実施されることに感謝を感じながら、自分たちのベストを尽くすため練習に励んでいる。
 新型コロナの感染状況を踏まえ、今回も無観客で実施する。会場に入れるのも選手と各校の校長が参加を認めた3年生のみで、応援は拍手に限定するなど、安全な大会運営のため厳しく制限する。
 保護者にも会場や会場周辺での観戦をしないよう、理解と協力を呼びかけている。
 今年度も須賀川・岩瀬地方の湯本中を除く12校が出場を予定している。
 昨年は各中学男女1チームのみ出場としたが、今年は2チームまで出場を認める。エントリーは31日まで。
 開会式、閉会式は行わないためスタート時間は女子が午前9時半、男子が午前10時45分と例年より早まる。
 女子は5区間12・2㌔、男子は6区間18・2㌔で争い、男女優勝チームは10月5、6の両日、楢葉町総合グラウンドで行われる県大会に出場できる。
 選手らはチームのコンディションを整え、大会でベストタイムを更新できるよう、各学校や鳥見山陸上競技場での練習を積み重ねている。
 このうち須賀川一中は27日、会場で実際のコースを走った。男子キャプテンの小山幹太君(3年)は「コロナ禍の状況で開催してもらえることはうれしく、感謝の気持ちで走りたい。これまで仲間と励まし合ってたくさんの練習を乗り越えてきたので、まずは地区大会で優勝したい」と闘志をみなぎらせる。女子キャプテンの鈴木亜月さん(同)は「練習も感染対策をとりながら続けてきました。例年より走れるメンバーがそろっているので、県大会出場を目標に、一人ひとりベストを目指したいです」と意気込んだ。
 本番まで残り1週間を切った。優勝に手を伸ばそうとする選手たちの熱い思いが燃え上がっている。