女子は西袋中が初優勝 男子は鏡石中が大会新 中体連岩瀬地区駅伝大会

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    一斉にスタートする選手たち
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    西袋の「N」で喜びを表す西袋中の選手たち
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    大会新でゴールした鏡石中

 中体連岩瀬支部駅伝競走大会は2日、鏡石町鳥見山陸上競技場と周辺コースで行われ、女子は西袋中が速報値46分19秒で初優勝、男子は鏡石中が速報値59分27秒の大会新記録で7年ぶりに大会を制した。両チームは代表として10月5、6の両日、楢葉町総合グラウンドで行われる県大会に出場する。
 女子5区間12・2㌔に11チーム、男子6区間18・2㌔に12チームが出場した。コロナ感染対策で無観客となったが、これまで支えてくれた仲間たちや保護者らの思いを胸に、強い絆をタスキに込めて全チームが堂々とゴールした。
 コロナ禍2年目の大会で、昨年に続き開会式、閉会式も行わなかった。応援も拍手のみに制限したが、チームメイトらは一生懸命に手を叩き、ランナーの背中を押した。
 女子は午前9時半、男子は午前10時45分からスタートした。会場は気温も低く、曇り空の下で走ることになり、選手らは熱中症などを気にすることなく全力を出し切ることができた。 女子優勝の西袋中は1年生3人、2年生2人というフレッシュなメンバーでタスキをつないだ。序盤から先頭集団に食い込み、2区にトップでタスキを渡すも須賀川二中、須賀川三中と激しい争いを続け、トラック内での逆転劇も繰り返した末、優勝をつかみ取った。
 キャプテンの小山柚瑞歩さん(2年)は「ちょっと厳しいレースでしたが、これまでのことを思い出し、絶対に負けない、あきらめないという思いで走り、優勝できました。学校としても初の県大会は、みんなで協力して自己ベストを目指したいです」と満面の笑顔を見せた。
 男子優勝の鏡石中は須賀川一中とデッドヒートを繰り広げながら、一度もトップを譲ることなく、最終的に大会記録を41秒更新する圧倒的な記録で優勝した。
 キャプテンの圓谷伸稀君(3年)は「地区大会は通過点と考えていました。優勝できてホッとしています。これまで厳しい練習もずっと続けて、挫折を味わったこともありますが、先生や仲間の支えがあり、今の自分たちがいます。県大会で優勝し、全国に行くため、一人ひとり高い目標を持ってこれからも頑張ります」とさらに前を見据えた。
 成績は次の通り。
 ▽女子の部①西袋(立石りお、小山柚瑞歩、村田怜、菅野結芽、安田蒼生)②須賀川二A③須賀川三④鏡石A⑤仁井田⑥天栄▽男子の部①鏡石A(増子陽太、長尾虹汰、圓谷伸稀、石井凌和、村上正義、橋本大樹)②須賀川一③須賀川二④須賀川三⑤鏡石B⑥西袋