求人数479人で減少傾向 高卒者就職戦線


 須賀川公共職業安定所は1日、来春新規高卒予定者求人受理状況について7月末までの速報値をまとめた。求人数は479人で前年同期より26人減少した。求職者数も減少しているため、求人倍率は1・33倍と前年同期比0・08ポイント増だった。
 来年3月に卒業予定の1281人(男701人・女580人)のうち、就職希望者は359人(男204人・女155人)で、前年同期より卒業予定者は44人、就職希望者は45人減った。
 県内での就職を希望しているのは339人(男195人・女144人)で、県外は20人(男9人・女11人)、県内比率は94・4%で前年同期比3ポイント増。
 傾向として卒業者のうち進学希望7割、就職希望3割の比率は変わっていない。就職希望先も製造業が最も多く、次いで事務職と例年通りだった。
 求人先を職種区分でみると生産工程の職業が325人分と最も多く、専門的技術的職業が54人分、サービスの職業が40人分と続く。これらの割合も例年と変わっていない。
 一方で、求人全体数には減少傾向がみられ、コロナ禍による先行きの不安などが影響しているものとみられる。
 同安定所は管内の事業所に求人を呼びかけるなどして、就職希望者と企業双方のよりよいマッチングを目指す。
 今後の動きとして、5日から推薦・応募書類提出が始まり、選考は16日からスタートする。

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