ジオラマについて説明を聞く児童たち
長沼東小(高木正宏校長)の6年生14人は2日、社会科(総合的な学習の時間)の授業で市立博物館を訪れ、管野和博学芸員から市内に点在する遺跡や出土品などについて説明を受け、ふるさとの歴史に理解を深めた。
6月に同校で管野学芸員が長沼の歴史について紹介したが、須賀川の歴史についてより深く学ぶ目的で移動学習を実施した。
同館2階の常設展で紹介する弥六内遺跡(和田)、牡丹平遺跡(小倉)、仏坊古墳群(小作田)、塚畑古墳(和田)、蝦夷穴古墳(同)、上人壇廃寺跡(上人壇)などの遺跡と出土品を紹介しながら、北関東地域と共通点がみられる埴輪などがどのようなルートで当地方に伝わったかなどの推察なども説明があった。
児童たちは興味津々の様子で熱心にメモを取りながら、「須賀川ってスゴい」など感心仕切りだった。
ほかにも室町時代に稲田地域に存在していたとされる稲村御所館跡を再現したジオラマは男子児童たちが目を輝かせながら説明を聞いていた。
また5日まで開催中の企画展「乗り越える災害と須賀川」も見学し、東日本大震災当時の須賀川について学んだ。
博物館を見学した学習成果は児童が後日まとめて壁新聞などで発表する予定となっている。