円谷幸吉選手の写真展が母校でスタート

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    在りし日の円谷選手に関心を寄せる生徒たち
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    1階に飾った増子さんの聖火トーチ

 須賀川市の英雄・円谷幸吉選手を顕彰する写真展は6日から母校の須賀川高でスタートした。偉大な先輩の活躍に盛り上がった当時の須賀川の様子や、高校時代の無邪気に笑う円谷選手の姿に生徒たちが刺激を受けている。また今年3月の聖火リレー市内コースでランナーを務めた卒業生の増子理江子さんが後輩たちのためにトーチを貸し出し、合わせて展示している。
 市は今年度、「二人の円谷」顕彰事業として市出身の偉人である円谷英二監督、円谷幸吉選手の2人にスポットを当てる取り組みに力を入れており、写真展もその一環として実施する。
 須賀川高での展示は26日までの予定で、昇降口や階段付近など生徒の目に付きやすい場所に約10点の写真パネルを設置した。
 とりわけ須賀川市内や須賀川高と関わりの深い写真をピックアップし、凱旋パレードで同校応援団の出迎えを受ける姿や当時の鈴木貞夫市長に歓迎される写真、応援団旗をたなびかせながら走る自動車の上で笑顔をみせる円谷選手などのほか、学生時代の資料としては生徒会主催校内ソフトボール大会で準優勝したときの記念写真、陸上部卒業式で満面の笑みを浮かべる1枚、須賀川一中、須賀川高での修学旅行の写真なども展示している。
 展示パネルに立ち止まる生徒らは、自分たちと同じように学生時代を過ごしていた一面や、円谷選手の活躍にわいた市内の様子などを観て、偉大な先輩の存在を一段と身近に感じる機会を得ている。
 また増子さんの聖火トーチも正面玄関に飾られ、増子さんと同じく同校OBで聖火ランナーで市内コースを走った溝井賢一郎さんの写真も展示した。
 増子さんらは円谷選手の活躍を後世に伝える円谷幸吉レガシーサルビアの会としても活動し、市内の聖火リレーコースを飾った「サルビアの道」復活に協力してきた。
 トーチの貸し出しについて増子さんは「東京オリンピック・パラリンピックは終了したが、あの感動を身近なものとして感じてほしかった。様々な悩みをはねのける力を身につけ、円谷選手に続くよう生徒が成長してくれたらうれしい」と述べ、後輩たちにエールを送った。
 巡回展は須賀川高終了後、新型コロナの感染状況などをみながら各公民館で開かれる予定。