次代担う子どもたちを育む 須賀川一小創立150周年記念式典

教育文化

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    創立150周年を祝う記念式典
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    創立150周年への思いをあいさつした児童代表

 須賀川一小(永瀬功一校長)の創立150周年記念式典は11日、関係者、来賓、6年生児童らが参列して同校体育館で行われた。卒業生で現在東京フィルハーモニー交響楽団首席トランペット奏者の川田修一さんがビデオメッセージを届け、演奏を披露した。
 永瀬校長は「これまでの輝かしい学校の歴史と伝統を築き上げてこられたのは、多くの先輩各位の深甚なる敬意と感謝を申し上げます。今年は震災から10年の節目の年であり、『令和の日本型学校教育』の構築が求められる大きな改革の年でもあり、私たち職員は新しい時代を担う子どもたちを育むために、一層の努力をする決意であります」と式辞を述べた。
 深谷徹記念事業実行委員長(父母と教師の会長)は「この度、創立150周年を迎えられたのも、一緒になって支えてくれた教職員の皆様、保護者の方々、温かく見守っていただきました周囲の皆様、この学校で学ぶことができた児童の皆さんのおかげです。この記念事業が明るい未来への一つの起点となることを祈っています」とあいさつした。
 歴代校長や父母と教師の会長らを代表して、長谷川幸三前校長に感謝状を贈った。
 来賓の橋本克也市長の祝辞に続いて、特設合唱部とマーチング部の活動紹介、川田さんがビデオメッセージとトランペット演奏「星に願いを」を披露した。
 児童を代表して6年生の小林きなりさん、壁谷大君、佐藤雄大君が「多くの皆さんのおかげで創立150周年を迎えることが出来ました。ありがとうございます。50年後200周年を迎えるとき、私たちは62歳になります。どのような学校になっているか今から楽しみです」とあいさつした。
 須賀川一小は明治4年に近隣の私塾を統合して現校の前身にあたる日就館が発足した。現在まで震災後の仮設校舎を含め4度の校地を、校名を7度改めてきた。明治9年の明治天皇ご巡察で木戸孝允から扁額を受けた。平成23年の東日本大震災で校舎と校庭に壊滅的な被害を受け、仮設校舎を経て平成27年に現在地の新校舎で学校生活を再開した。

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