キンモクセイが満開 風流のはじめ館

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    満開になった風流のはじめ館のキンモクセイ

 風流のはじめ館のシンボルツリー・キンモクセイが満開の見頃を迎え、芳しく甘い香りが来館者や多くの市民を楽しませている。

 同館は江戸時代の敷教第二舎(須賀川郷学所)があったとされる南部地区にあり、市を代表する文化である俳句を中心とした和文化の情報発信と交流、継承を目的に、まもなくオープンから1年を迎える。

 キンモクセイはおくのほそ道で須賀川に滞在した松尾芭蕉を歓待した相楽等躬を先祖に持つ相楽本家が代々受け継いできた古木。小さく黄金色の花から甘く漂う香りに誘われて、周辺の事業所や近隣住民、親子連れらが見学し写真を撮るなどして「風流」を楽しんでいる。

 キンモクセイは香りが九里離れた場所まで届くとのいわれから別名「九里香」とも呼ばれ、須賀川を代表する女流俳人市原多代女の「坂町や木犀の香に向ふ風」、「木犀にまぎれて更る連歌哉」が句集・たよ女全集に収められる。

 風流のはじめ館は、館内にキンモクセイの枝を飾り来館者に香りを届けているほか、来月の開館1周年のための記念品として押し花のしおりづくりに挑戦している。