大会の様子などを説明する中村さん
文部科学大臣杯第76回全日本大学対抗選手権自転車競技の男子30㌔マディソンで優勝、同4㌔チームパシュートで準優勝した中村龍吉さん(21)=中央大3年=は17日、市役所で橋本克也市長に大会成績を報告した。
中村さんは須賀川三中出身で、学法石川高に在籍中から全国大会で活躍するなど注目を集めている。
マディソンは2人1組で出場するレースで、規定の距離を交代しながら走行する。一方の選手が参加中、もう一方の選手はトラック内を走りながら体力を休ませ、交代の機会を伺う。交代の位置やタイミングは選手自ら決めることができ、駆け引きやチームワークも重要となる。
パシュートは4人1組で出場し、縦列になって順番を交代しながらタイムを競う。
中村さんは昨年の2020全日本大学自転車競技大会でもマディソンで優勝、チームパシュートで準優勝している。
橋本市長に競技内容やポイントなど説明し、「この大会は多くの選手が1年間で一番力を入れる大会なので、優勝できてうれしい。来年も優勝を狙いたい」と喜びを語った。また「同郷で同じ高校出身の相澤晃選手もアスリートとして活躍しており、自分も続いていけるよう頑張りたい。来年は競輪のプロ試験に挑戦するため、短距離の練習に力を入れていきたい」と目標を掲げた。
橋本市長は「優勝おめでとうございます。着々とすごい実績を積み重ねており、活躍をうれしく思います。目標に向け、ケガだけには気をつけて、頑張ってください」と祝福した。