6年生4人が浦安の舞練習 滑川神社

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    神楽鈴を使った舞を練習する4人

 須賀川市宮の杜の滑川神社(佐伯泰信宮司)は、10月3日午前11時半から秋季例大祭を催す。神事に合わせて同神社拝殿で浦安の舞を奉納するため、滑川地区在住の小学6年生が稽古に励んでいる。
 浦安の舞は国の平穏無事などを願い、神楽に合わせて女性4人が檜扇と神楽鈴を手に神前で奉納するもの。滑川神社では平成3年から秋季例大祭に合わせて披露してきた。
 柏城小6年の有馬百恵さん、緑川こはるさん、根本恋羽さん、土屋碧さんが8月から同神社社務所で練習に参加している。
 神社関係者から指導を受けながら、前半の扇舞と後半の鈴舞の振り付けを覚え、20日夜は4人で息を合わせた舞を披露できるよう、手の動きや膝の曲げ具合など細かな動きを再確認した。
 4人は「振り付けを覚えるのは難しいけど昨年よりも成長した舞を皆さんに見てもらいたい」、「後半の鈴の舞をぜひ見てほしい」など秋季例大祭本番に向けて気持ちを高めていた。
 今後は2回の練習を経て10月1日午後5時から神社拝殿で巫女衣装を着た最終リハーサルを予定している。
 滑川神社は「仕事と子どもの守り神」として地域住民らから親しまれ、10、11月は境内に風車を多数飾り付け、七五三のご祈祷に合わせて皇室ゆかりの伝統様式にならい、子どもが碁盤から飛び立つ「碁盤の儀」を行う。
 問い合わせは同神社(℡94―7685)まで。