1日から高齢者インフル接種

医療

 今年度の高齢者インフルエンザの予防接種は10月1日からスタートし、12月30日まで指定医療機関で受けられる。須賀川・岩瀬3市町村では65歳以上を対象に、自己負担1000円となる。鏡石町、天栄村はこのほか、1歳から18歳と妊婦を対象とした助成制度も設け、幅広い接種を促す。
 例年にない注意点として、安全性確保のため新型コロナワクチンの接種前後2週間以上の間隔を空けて予防接種を受ける必要がある。
 また新型コロナワクチンは、ファイザー社製の場合3週間空けて2回の接種を行うため、その間にインフルエンザ予防接種を受けないよう注意を促す。
 昨年度は新型コロナワクチンの予防対策で多くの人がマスク着用や手指消毒を徹底したため、インフルエンザワクチンはほとんど流行しなかった。
 一方で発症時には重症化のリスクもあり、流行前に接種を受けることでリスクを抑えることができる。
 流行のピークは例年1~2月にかけてで、予防接種の効果は2週間後程度で現れるとされる。そのため10月上旬から12月中旬頃までに接種を終えることが望ましいと考えられている。
 3市町村とも65歳以上高齢者は自己負担1000円で接種を受けられ、2回目以降は全額自己負担となる。
 鏡石町は満1歳~12歳が2回まで1000円、13歳~18歳(高校3年生相当)が1回まで1000円、妊婦が1回まで3000円。
 天栄村は満1歳~18歳と妊婦が1回1000円で受けられる。
 接種場所はいずれもかかりつけの医療機関となる。
 問い合わせ先は須賀川市が健康づくり課(℡88―8122)、鏡石町が健康環境課(℡62―2115)、天栄村がへるすぴあ(℡82―3800)まで。