50周年記念誌を贈呈する八木沼会長
須賀川地方ユネスコ協会(八木沼智惠子会長)は創立50周年記念誌「世界とともに」を発行し、24日は市役所で橋本克也市長と森合義衛教育長に贈呈した。
同協会は県内初の民間協会として印南修六初代会長のもとで1971年9月13日に発足し、同年12月に市は「ユネスコ活動に関する条例」を交付した。
半世紀の歴史の中で寺子屋募金活動は42回、平和作文コンクールは36回、英会話教室は32回、平和の鐘を鳴らそうは14回、文化財講座は20回を数え現在まで受け継がれる。
ほかにもユネスコ理念のもとで、外国人との国際交流やユネスコ出前講座、子どもの祭典などの地域活動にも積極的に取り組んでいる。
2013年12月に白方小が県内初のユネスコスクール認定を受け、2015年に長沼中と長沼東小、2018年に須賀川三小が続き、地域に根ざしたユネスコ活動を展開する。
50周年誌「世界とともに」は、八木沼会長のあいさつ「創立50周年に寄せて」、佐藤美樹日本ユネスコ協会連盟会長らの祝辞、創立から現在までの活動のあゆみ、大越守元会長や岩田悦次郎前会長による活動の振り返り、ユネスコ世界平和作文コンクール日本連盟会長賞受賞作品などを全66ページにまとめた。
創立50周年記念事業実行委員(森勝雄実行委員長)を中心に記念事業として、今月11日にtetteで記念式典を予定していたが、コロナ感染防止のためやむなく中止した。
市役所を訪れた八木沼会長と森実行委員長は50年の節目を迎え関係者の協力と尽力に感謝を述べ、「これからも子どもを中心にし、健全育成とともにSDGs浸透への活動にもこれまで以上に力をいれていきたい」と話した。
橋本市長は「50周年おめでとうございます。これまでの活動を大変誇らしく思います」とたたえた。
なお記念誌「世界とともに」は鏡石町と天栄村にも寄贈された。