須賀川署も”新米”の季節 警察学校から2人が着任

警察

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    指導を受けて一人前を目指す八代巡査(左)と鈴木巡査(中)

 県警に今年採用された新人警察官のうち、大卒者は警察学校から各署に配属され、研修を受けている。須賀川署(菊地淳一署長)には24日、鈴木貴大巡査(22)、八代裕斗巡査(同)が着任し、地域課で一人前を目指して研さんを積んでいる。
 鈴木巡査は二本松市、八代巡査は郡山市の出身で、2人とも幼い頃から警察官にあこがれ、夢を実現したという。「特に小学6年のときに経験した東日本大震災を経て、困っている人の元に駆けつけ、多くの人のために働く警察へのあこがれが強まりました」と言葉をそろえる。
 西袋交番に配属される鈴木巡査は「一人ひとりの市民との出会いを大切に、笑顔と丁寧な対応を心がけ、事件・事故を未然に防ぐため役に立てるよう頑張りたいです」と意気込む。
 駅前交番に配属の八代巡査は「少しでも早く一人前になれるよう頑張りつつ、今自分が持っている『一般市民の目線』を大事にしながら、市民に寄り添う気持ちで地域に貢献したいです」と目を輝かせた。
 2人は地域課で2カ月間、先輩からのマンツーマン指導を受け、災害時や緊急時などに役立てる情報を得るための巡回連絡や管内の実態把握、交通違反の取り締まりなど行う。
 その後は刑事課で1カ月研修を受け、警察学校に戻って鑑識や逮捕術などの検定を受けた後、再び署に戻る予定。
 あこがれを叶えた若手2人の成長と活躍を地域全体で今後も見守っていきたい。