エイジレス・ライフ章を受けた関根さん(右)
今年度の内閣府エイジレス・ライフ章に須賀川市の関根八重子さん(85)が選ばれた。伝達式は1日、市役所で行われ、橋本市長が賞状と盾を手渡した。
内閣府は高齢になっても生涯現役で活躍できる社会の実現に向け、推薦のあったエイジレス・ライフを実践している高齢者や団体を選考し、同章を贈るとともに実践事例を紹介している。
関根さんは若い頃から高齢期のビジョンを思い描き、身体と頭、心の健康づくりのため活発に活動してきた。
具体的には「須賀川レディースクラブ」でソフトテニスを40年以上、「女声合唱団すかがわ」は約50年前の発足当初から、「読み聞かせの会ポケット」も昭和61年の結成時から携わり、現在まで続けている。
「好きだから続けてこられたのだと思います。人生には辛いこともありましたが、そういうときは無理に活動せず、でもやめるのではなく、『一旦休もう』『今の状況がクリアされたらまたできるようになる』と前向きにやってきました」と穏やかに話す。
橋本市長は「関根さんのような生き方が実践できるのはすごいことで、格好良い。後に続く人の手本になります」とたたえた。
チャームポイントの藤色に染めた髪やこの日のために着物を自らリメイクした洋服も話題に上り、関根さんは「皆さんが褒めてくださるから、励みにしています。この章もまさか頂けるとは夢にも思わず、感謝の気持でいっぱいです」と笑顔を浮かべた。