「浦安の舞」を奉納 滑川神社の秋季例大祭

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    練習してきた「浦安の舞」を奉納

 須賀川市宮の杜の「仕事と子どもの守り神」滑川神社(佐伯泰伸宮司)秋季例大祭は3日、同社拝殿で催され、神事のほか滑川地区在住の柏城小6年生4人の浦安の舞奉納もあり、多くの市民らが神社に足を運んだ。
 同神社は毎年10月第1日曜日に地元町内会らの協力を得て秋季例大祭を催し、コロナ前は神事やこども神輿巡行など実施してきた。浦安の舞奉納は平成3年から毎年披露している。
 今年の舞手を務めたのは有馬百恵さん、緑川こはるさん、根本恋羽さん、土屋碧さんの4人で、8月から同神社社務所で練習に励んできた。
 例大祭当日は佐伯宮司・禎國禰宜親子が神事を務め、きらびやかな巫女装束を身にまとった4人が檜扇舞と神楽鈴舞を披露した。
 町内会長や保護者のほか、多くの観覧者が見守る中での舞奉納にやや緊張した面持ちで臨んでいたが、優雅な舞を披露し拝殿内は4人の一挙一投足を撮影しようと何度もフラッシュがたかれていた。
 奉納を終えた緑川さんは「(6年生になり)今年で最後の舞を披露できて良かった。少し寂しい思いもある。巫女装束が着られて良い思い出になった」と話した。
 同神社は七五三詣に合わせて境内や拝殿に多くの風車を多数飾り付け、お参りを済ませた子どもの健やかな成長を願い、皇室ゆかりの伝統様式にならって碁盤の上から飛び立つ「碁盤の儀」を行う。
 問い合わせは滑川神社(℡76―4026)まで。