今年で長い歴史に幕を下ろす第32回すかがわ国際短編映画祭は30、31の両日、市文化センターで開かれる。2日間で国内40作品、海外14作品の全54作品を上映する。アニメーション・絵本作家の山村浩二さんのゲストトークは30日午後1時10分から大ホールで行われる。
「世界一小さな映画祭」の愛称で長年多くの映画ファンから愛され続けてきたが、近年のネット配信隆盛などから映像文化振興など初期の目標達成を受け閉幕を決めた。
映画祭は2日間とも午前9時開場、午前10時開映、終映は30日午後6時、31日午後6時20分。入場料は1日大人800円、チケット前売りはせず、当日の会場ロビーで販売する。高校生以下は無料。
来場者全員にオリジナルクリアファイルをプレゼントする。ほかにも特製グッズがあたる抽選会も行う。
大人から子どもまで人気を誇る「ズッコケ三人組」シリーズ、アフリカの難民問題を扱ったドキュメンタリー「LIFEBOAT(ライフボート)、江戸時代を代表する須賀川出身の銅版画家「亜欧堂田善」などを大・小ホールで上映する。
上映スケジュールは次の通り。
【大ホール】
◇30日▽午前10時~=未来への元気、茶子の駅員物語、鋳金 大澤光民のわざ、DieAusgestoBenen、夏の夜の花▽午後1時10分~=開会宣言、山村浩二さんゲストトーク、「頭山」、「ゆめみのえ」上映▽午後2時半~=大きく育て!アオウミガメ―小笠原の自然に生きる、永遠のモダンを庭園に―闇夜につぶてを投げる人・重森三玲、Mistake、社会教育映画まじめで悪いか!、Lukas&TheAspies▽午後6時終映
◇31日▽午前10時~=語り継ぐ受け継ぐ豊見城の戦争記憶、La buona terra(ラ・ヴォナテッラ)、神々のふるさと・出雲神楽、ヨッカブイ▽午後1時半~=灯り続けた街の明かり~みちのくの医師の信念、こんばんはⅡ、TheBalloonCatcher、フクロウ人形の秘密▽午後3時50分~=どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より、Casitas、Bao、蒟醤(きんま)山下義人のわざ、亜欧堂田善▽午後6時20分終映
【小ホール】
◇30日▽午前10時~=「ズッコケ三人組」シリーズ(こうつうあんぜんいつもあんぜんかくにんの巻、自転車教室安全な乗り方を身につけようの巻、ぼうさい教室地しんから身を守ろうの巻、いじめをなくす作戦、ぼうはん教室―ゆうかい・連れ去りから自分を守る)おむすびころりん、もりのおんがくたい、ありとはと、ベルとかいじゅうおうじ▽午後1時15分~=A&D映画祭タイトル、Pip、TheBiggerPicture、同作のメイキング映像、OneSmallStep、LIFEBOAT、星島(コンペイトウ)、特別天然記念物尾瀬、「やさしく」の意味―おばあちゃんは認知症だった
◇31日▽午前10時~=Tigeris(タイガー)、Jauna suga(新種の発見)Ruksisa celojums(こぶたの冒険)Minotaurs(ミノタウラス)少年と子だぬき▽午後0時半~=首都東京、張り子の里デコ屋敷の人々、日本酒、花と緑の臨空都市・すかがわ、松明あかし炎のレクイエム、須賀川・復興への歩み