約10分で売り切れ!湯本中の生徒考案 オリジナルクッキーと大福


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    商品を袋に入れて渡す星さん(右1) と佐藤君(右2)

 湯本中(渡部幹雄校長)の生徒が開発した「ヤーコンクッキー」と「二岐大福」の販売会は8日、道の駅羽鳥湖高原で開かれ、開始からわずか約10分で完売した。
 同校は全生徒が2人と小規模ながら、その特性を活かした特色ある学習活動に取り組んでいる。商品開発は生徒一人ひとりが社長として擬似的に会社を立ち上げるアントレーナーシップ(起業家精神)学習の一環で、今年度から始まった。
 販売会には「ヤーコンクッキー」を考案した星葵さん(2年)、「二岐山大福」の佐藤瑛太君(同)のほか、開発に協力し、今回製造も手掛けたスタンカフェ(天栄村田良尾)の玉井直子さん、道の駅羽鳥湖高原の星明広駅長らが補助で参加した。
 生徒らは村職員らに教わって自作したチラシも準備し、会場を整えていると徐々に人が集まっていき、各20個用意した商品はあっという間に売り切れた。
 星さんは「売れるか心配でしたが、短時間で完売して良かったです。クッキーを食べて、ヤーコンの魅力を知ってもらえたらうれしいです」、佐藤君は「これまでの開発が実ったようで、良い体験になりました。将来はバーテンダーになりたいので、この経験を活かしたいです」と喜んだ。
 2人は25日の学校祭で地域の高齢者や湯本小児童、関係者らを招き、これまでの取り組みを発表し、試食会を開く。
 また11月20日にアルファ電子で開かれる「てんえい市」にも出品する。今回と同数のため、早期完売が予想される。
 抹茶、プレーン、ココアの3種類のクッキーにドライ加工したヤーコンを混ぜ込んだ「ヤーコンクッキー」は3個セットで250円、餅のような求肥でカスタードクリームとシャインマスカットを包んだ「二岐山大福」は1個300円で販売する。

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