サルビアで広げる顕彰の輪 レガシーの会 市に種3000袋寄贈

スポーツ文化

  • 画像
    サルビアの種を橋本市長に渡す安藤会長(左)

 円谷幸吉・レガシーサルビアの会(安藤喜勝会長)は9日、橋本克也市長に3000袋のサルビアの種を寄贈した。種はリニューアルオープンする円谷メモリアルホール来館者や3年ぶりのメモリアルマラソン参加者などに配布する予定で、57年前の東京オリンピックから続く円谷選手への顕彰とスポーツへの情熱の輪を広く市民に広げる。
 同会は東京2020オリンピックを契機に円谷選手への顕彰と大会の盛り上げを目的に平成30年に発足し、今年3月の聖火リレーをサルビアの花で盛り上げた。
 この花は57年前の聖火リレーで須賀川高の生徒が発案・実施した「サルビアの道」で用いた花の子孫。円谷選手実兄の喜久造さんが50年以上にわたって育て続けたものを活用した。
 同会は聖火リレー終了後も、市出身の相澤晃選手の東京オリンピック出場を応援することなどを目的に、地元協力者の力を借りながらリレーコースの花を管理し続け、また長沼商工会を中心とした「相澤晃応援団」に花を寄贈し、長沼中に面した国道118号沿いの「相澤ロード」実現にひと役買った。
 今回の贈呈式は安藤会長が「この貴重な種を、多くの市民で円谷選手の偉業を後世に伝えていくために活用してほしい」と橋本市長に手渡した。
 橋本市長は「半世紀以上の思いがこもったこの種は、メモリアルホール来館者やメモリアルマラソン参加者、新成人にも配布し、レガシーを継承していきたい」と述べた。
 なお今後配布する際は、円谷選手のゼッケン番号7番にちなみ、1袋あたり7粒が入っている。

イベント情報バナーイベント情報バナー