新たな歴史と伝統への一歩 阿武隈小で創立50周年祝う キャラクターは「アブくま」に決定

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    キャラクターで賞に選ばれた児童たち
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    羽田会長から感謝状を受ける平原前校長

 阿武隈小(緑川喜久校長)は創立50周年を迎え、18日の記念式典で全校児童と関係者らが新たな歴史と伝統への一歩を誓った。記念事業の学校オリジナルキャラクターは丸形おとさん(4年)の「アブくま」が最優秀賞(学校キャラクター)に選ばれた。

 コロナ感染対策で会場の体育館には6年生57人と職員、PTAの実行委員、来賓のみ参列し、1~5年生は各教室から中継映像を見るリモートで参加した。

 緑川校長は卒業生3900人超が紡いできた50年の歴史を振り返り「家族や地域、先輩たちのおかげで今があることを感謝し、明るく元気で、進んで学び、力を合わせやり抜く子どもを目指してください」と式辞を述べた。

 実行委員長の羽田香世子PTA会長は「学校のさらなる発展と、子どもたちの成長のためこれからも努めていく」とあいさつした。

 感謝状は歴代校長を代表し、平原信男前校長に羽田会長が手渡した。

 児童代表6年生の飯塚美玲さん、齊藤暁玄君、羽田夢香さんは「仲間・感謝・希望」の3つのメッセージを発表し、「感謝の気持ちを忘れず、新しい歴史を作っていきます」と誓った。

 来賓の橋本克也市長が祝辞を述べ、全員で校歌を斉唱し、記念すべき日を祝った。

 続いて、記念事業として全校児童410人が夏休みに描いた学校キャラクターの表彰式が行われた。

 選考には児童も投票で参加し、丸形さんの作品「アブくま」が最優秀賞に選ばれた。

 「アブくま」は校章のイメージと松明、動物のクマを合わせたキャラクターで、今後学校だよりなどに使われる。

 丸形さんは「ちょっと恥ずかしいですが、うれしいです」と喜んだ。

 受賞者と6年生、ゲストのボータンは記念として作られた全キャラクター掲載の横断幕とともに記念撮影し、思い出を残した。

 記念事業はこのほか、記念誌を作成し、50年の歴史と、この10年間の卒業生全員の写真や今回の全キャラクターなどを掲載する力の入った冊子に仕上げた。19日以降に保護者にも配布する。

 感謝状贈呈者、学校キャラクター受賞者は次の通り。

◇感謝状▽歴代校長=渡邉眞二、稲奈貞夫、佐藤安喜▽歴代PTA会長=志波謙一、佐藤美智子、松谷好人、近内透、有我昌志▽歴代後援会長=栁沼基、関芳理、薄井重伸、橋本勝、薄井正光

◇学校キャラクター▽最優秀賞=丸形おと(4年)▽優秀賞=深谷美雨(2年)有我蘭(6年)薄井愛奈(5年)遠藤希香(1年)▽特別賞=有我環(3年)渡邉蘭(同)鈴木結斗(4年)今野惇己(5年)吉田喜積(同)

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