須賀川特撮アーカイブセンター 11月3日1周年記念イベント 樋口監督ギャラリートーク

イベント文化

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    イベントチラシの表
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    イベントチラシの裏

 須賀川出身の故円谷英二監督らが生み出した特撮技術と関連資料を後世に継承すべき文化として収集・保管する、「須賀川特撮アーカイブセンター」は11月3日に開館1周年を迎える。記念セレモニーや樋口真嗣監督ギャラリートークなどを企画している。

 同センターはゴジラやウルトラマンなど様々な特撮映画で使用された貴重なジオラマなどが散逸し、多数海外へ流出する現状を変えるべく、全国から寄せられた1000点を超える貴重な資料を収集している。

 昨年の開館以来、全国各地から多くの特撮ファンが訪れ、今年1月に来館1万人を達成した。

 開館1周年記念セレモニーは、同館北側に描かれたオリジナル・シルエット怪獣「スカキング」塗り絵コンテスト入賞者表彰式と3D化について紹介する。

 塗り絵コンテストは市内保育所・幼稚園・こども園に通う3歳以上の園児と市内在住の未就園児から寄せられた作品812点から最優秀賞に村越勇仁ちゃん(4歳)の作品が選んだ。

 優秀賞には我妻由唯ちゃん(4歳)、佐藤璃衣奈ちゃん(3歳)、梅田柊奈ちゃん(5歳)が輝いた。

 また同日は午前9時から午後5時まで、ウルトラマンテレビ放映55周年を記念して、シリーズ劇中車「シャーロック(ティガ)」と「シェパード(コスモス)」を展示する。

 午後1時から午後2時半まで、現代を代表する樋口真嗣特撮監督のギャラリートークを開く。定員は20人程度で事前申込みは23日まで受け付ける。

 1周年記念セレモニー案内チラシ裏面に記載された申し込みQRコードかホームページなど掲載の専用URLからアクセスし、必要事項を記入し申し込む。

 応募者多数の場合は抽選となり、結果は応募フォーム記載のメールアドレス宛てに連絡する。

 特撮アーカイブセンターはNPO法人特撮アーカイブ機構理事長の庵野秀明監督や樋口監督、文化庁など関係機関の協力を得て、昨年の「ゴジラの日」(11月3日)に開館した。

 収蔵庫にはウルトラマンをはじめとした特撮ヒーロー関連、巨大戦艦など特撮ファン感涙必死の貴重な資料の数々が展示公開されている。

 日本を代表する特撮映画背景画家で「雲の神様」とも呼ばれる島倉二千六さんが描いた美しい空の壁画と飛行機ジオラマが飛び交うホール、特撮映画撮影風景を再現したステンドグラス調の階段踊り場なども来館者からフォトスポットとして人気を集めている。

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