星幸子氏 山本達哉氏 安田幸一氏 大内康司氏
須賀川市最高の栄誉賞にあたる「令和3年度文化の日表彰」の受賞者は22日、定例記者会見で発表された。須賀川地区更生保護女性会元会長の星幸子氏(79)=長沼=ら4人が受賞する。表彰式は2日午前11時から市役所で行われる。式では篤志寄付感謝状を1団体、1人に贈る。
文化の日表彰は地方自治や産業の振興、教育・文化の興隆、社会福祉の増進など各分野において永年にわたり尽力し、市勢の進展に功労のあった個人・団体を表彰し、その功績をたたえてきた。昭和29年から昨年度まで延べ407人、21団体を表彰している。
今年度の表彰者は健康福祉功労に元更生保護女性会長の星氏、産業功労は前大東商工会会長の山本達哉氏(69)=小作田=、建設功労は市建築アドバイザーの安田幸一氏(62)=東京都文京区=、教育功労に前市明るいまちづくりの会連絡協議会長の大内康司氏(81)=大町=。
健康福祉功労の星氏は平成6年から約20年間、主任児童委員として地域福祉の増進に寄与した。平成19年から5年間、須賀川地区更生保護女性会会長を務め、退任後も後進の指導にあたった。現在も市民生委員推薦会委員や市社協評議員として地域福祉活動に貢献する。
産業功労の山本氏は大東商工会長を1期3年間、副会長を3期9年間務め、地域の商工業振興と経済の発展・向上に努めた。2年前の東日本台風災害で大きな被害を受けた大東地区商店街の復旧・復興にも尽力した。須賀川牡丹園保勝会評議員や市観光物産振興協会役員なども務め、市の産業振興・発展に貢献した。
建設功労の安田氏は東京工業大環境・社会理工学院教授を務めており、市役所新庁舎とtetteの設計者選定の審査委員会委員長を歴任した。市建設アドバイザーとして先駆的な提案やアドバイスをし、市が目指した東日本大震災からの「創造的復興」に貢献した。
教育功労の大内氏は平成12年から21年間、市明るいまちづくりの会連絡協議会長を務め、毎年「少年の主張大会」「子どもの祭典」を開催するなど、子どもたちがいきいき活動できる環境づくりに貢献した。平成8年から24年間、市子ども会育成連絡協議会長も務め、「夏季少年健全育成球技大会」や「新春書道展・席書大会」を毎年開催するなど、子どもたちの健全な育成に貢献した。