風流のはじめ館前まで続く幻想的なアート テラス広場で開かれたコンサート キンモクセイの下で催された野点
須賀川まちづくり推進協議会など主催の「第1回すかがわ風流 和傘アート」は23日から風流のはじめ館前等躬の庭で始まった。31日まで午後5時から午後9時にかけて、飾られた約100本の和傘をライトアップし、まちなかに突如現れた幻想的な光が作り出す光景に市民も足を止めて見入っている。
須賀川の秋の夜を彩るまちなかを盛り上げるイベントとして企画し、サクラや月などの和柄、色とりどりの和傘をライトアップして新たなフォトスポットとして注目を集める。
23日は午後5時から点灯式を行い、水落行男実行委員長、来賓の橋本克也市長、渡邉達雄商工会議所会頭、宗方保県議が祝辞を述べ、点灯スイッチを入れると等躬の庭からはじめ館入り口まで飾られた和傘が一度にライトアップされ、広がる光景に来場者らからため息がもれた。
若手弦楽四重奏グループ「カルテット・ドンカ」(菅野千怜さん、今井凜さん、坂井武尊さんら)が点灯記念コンサートを開き、定番のクラシック音楽のほか須賀川市歌などを披露した。
24日は本町商店会感謝祭を開き、等躬の庭にはとん珍、サンルート須賀川、ばんや、和の花、フィオーレなどが各店自慢の焼きそばや焼きハラミ、サンドイッチなどを販売した。
またライトアップ期間中に会場で撮影した写真を公募するフォトコンテストも実施し、参加者全員にプレゼントがある。
風流のはじめ館シンボルツリーのキンモクセイ下では野点や松明家五老介さんの落語の披露もあり、さわやかな秋晴れに恵まれ多くの市民が穏やかな時間を過ごした。
感謝祭は31日も開かれ、地元商店会の出店が並ぶ。