14日から「雲の神様」芸術作品展 ワークショップ参加生徒募集

イベント文化特撮

 特撮文化推進事業実行委員会(会長・橋本克也市長)主催の「背景画家 島倉二千六ギャラリー展」は11月14日から23日までtetteで開かれる。初日は午前9時半からオープニングセレモニー、午後2時からワークショップを実施する。

 島倉さんは日本の特撮映画背景専門の画家で、「雲の神様」とも呼ばれる。日本アカデミー賞協会特別賞(92年)、国際エミー賞(96年)、文化庁映画功労賞(2005年)、第50回「映画の日永年功労賞」選出、内閣総理大臣賞(ものづくり日本大賞・2015年)を受賞。tette5階の円谷英二ミュージアム、市内柱田の須賀川特撮アーカイブセンターに島倉さんが空の背景壁画を描いている。

 ギャラリー展は8月に計画していたが、コロナ禍で延期し11月の開催となった。

 島倉さんが昨年11月のアーカイブセンター開館に合わせて市に寄贈した自筆の絵画20点を展示し、美しい青空や宇宙の惑星・天体の作品など「雲の神様」の本領発揮とも言える作品の数々が並ぶ。

 14日は午前9時50分から午後5時まで。15日から23日は午前9時から午後5時まで観覧出来る。16日は休館日。入場無料。

 初日のワークショップは県内在住の中学生、高校生、専門学校生15人程度を対象に開き、島倉さんが空や雲の描き方を実演し、直接指導も予定している。申し込みは11月7日まで市ホームページ内の「かんたん申請・申込システム」でのオンライン申し込みか、告知チラシ掲載のQRコードから受け付ける。応募多数の場合は抽選となる。

 主催する特撮文化推進事業実行委員会は、県、市、NPO法人アニメ特撮アーカイブ機構、須賀川商工会議所などで構成。特撮を日本の誇るべき文化として推進し、関連分野との連携で多彩な価値観を生み出し、特撮文化の継承、発展、創造へとつなげるために各種活動に取り組んでいる。

 

「綿で雲をつくってみよう」 11月28日特撮ワークショップ

 特撮文化推進事業実行委員会(会長・橋本克也市長)の特撮ワークショップ「綿で雲をつくってみよう」は11月28日、玉川村の森の駅Yodge(ヨッジ)で開かれる。各回定員15人程度で、午前10時から同村の小学生、午後2時から県内児童を対象に14日まで参加者を募集する。

 綿や画用紙、チョークなど身近な画材を使って、特撮映画でおなじみの雲と空の撮影セットを再現し、飛行機が空を飛ぶ映像などを製作・撮影体験できる。

 講師に現代特撮を代表する特撮研究所所属の三池敏夫さんを迎える。特撮デザイナーとして平成ガメラ3部作、「ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃」以降のゴジラシリーズ、「男たちの大和/YAMATO」、「シン・ゴジラ」、大河ドラマ「いだてん」など多数の作品に参加した。人気作「ウルトラマンサーガ」では特技監督を務めた。

 ワークショップは各90分程度を予定し、須賀川市ホームページ内の「かんたん申請・申込システム」か、告知チラシ掲載のQRコードなどから受け付ける。

 当落連絡は19日頃に「かんたん申請・申込システム」に入力したメールアドレスに送信する。

 問い合わせは市文化振興課内の実行委員会事務局(℡88―9172)まで。