トレーニング論を学ぶ アリーナスポーツ大学 マイスターを目指し開講

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    職員から効果的なトレーニングを学ぶ受講生たち

 須賀川市スポーツ振興協会の新規事業「アリーナスポーツ大学」は26日、須賀川アリーナで開講し、約20人が座学と実践でトレーニング論を学び、「スポーツ・マイスター」に向け一歩を踏み出した。
 全8回の講座でカローリングや短剣道など幅広いスポーツの知識と経験を単位制で学び、スポーツリーダーの育成を目指す。
 初回はトレーニング論をテーマに、同協会職員がトレーニングの意義や目的、原則・原理などを解説し、アリーナ内のトレーニングルームで正しく効果的な鍛え方を指導した。
 西間木正行常務理事が体育とスポーツ、運動の違いや運動の目的について本紙連載中の西間木恵理さんの火曜コラムなど紹介しながら解説し、「持論ですが筋力・バランス・柔軟性を維持する運動を習慣化するのが望ましい」として、機能のチェック方法など講習した。
 その後、職員がトレーニング論を説明した。トレーニングは原則として、同じ負荷では現状維持しかできず、鍛えた部位しか効果がなく、休めば元の状態に戻る。
 そのため目的意識を持ち、自分の体に合わせて計画的・継続的に実施することで効果が期待できる。
 また下半身のみなど偏った鍛え方よりバランスのよいトレーニングが望ましいとして「日によって上半身、下半身を鍛える日を分ける」、「ただ回数を重ねるだけでなく、キツいと感じる程度の負荷を与える」など具体的なアドバイスをした。
 またトレーニングメニューの組み立て方について「事務室にいる職員にいつでも気軽にご相談ください」と述べていた。
 指導を受けた受講生らは自由にトレーニングを実践し、体を動かす喜びを感じている様子だった。
 次回は11月2日午後6時半から、須賀川アリーナでカローリングに挑戦する。