片道5000円のキャッシュバックキャンペーン始まる 福島空港

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    手続きをして払い戻しを受ける空港利用者たち

 県の福島空港キャッシュバックキャンペーンは1日からスタートし、観光やビジネス目的の定期便利用者が片道5000円の払い戻しに喜んでいる。

 新型コロナの影響により、昨年から定期便の一部や、これまで好調だった国内外のチャーター便も運休するなど厳しい状況が続いている。

 打開策として企画したキャッシュバックキャンペーンは昨年度に予算を確保していたが、感染状況をみながら実施時期を検討していた。全国的にワクチン接種が広がり、感染状況が落ち着きをみせたタイミングで打ち出した。

 定期便の全搭乗者を対象に片道5000円、往復1万円を払い戻し、利用者数が大きく落ち込む国内定期路線の利用回復を図る。

 対象者数は2万6000席分で、往復利用で考えると1万3000人分となる。

 初日に友人グループ6人で札幌への観光に利用した須賀川市内の男性は「空港内のチラシで知り、とてもありがたい。こうした観光旅行は3年ぶりになるのでとても楽しみ。美味しいラーメンを食べ、たくさんお土産を買って帰りたい」と笑顔を見せていた。

 このほかにもカップルやサラリーマンなどが発着便を利用し、払い戻しを受けていた。

 キャッシュバック手続きは事前申し込みが不要で、福島空港を出発便で利用する場合は搭乗待合室、到着便の場合は手荷物受取所内の専用カウンターで利用当日のみ受け付ける。

 キャンペーンは来年1月10日までだが、予算に達した場合、早期終了の場合がある。また新型コロナの感染状況に応じて中止がある。

 問い合わせは空港ビル内の事務局(℡0247―57―1511)まで。