健康福祉功労の星さん 産業功労の山本さん 教育功労の大内さん
須賀川市最高の栄誉賞にあたる「令和3年度文化の日表彰式」は2日、市役所で行われた。元須賀川地区更生保護女性会長の星幸子氏(79)=長沼=ら個人4人が受賞の栄に浴した。
文化の日表彰は地方自治や産業の振興、教育・文化の興隆、社会福祉の増進など各分野において長年にわたり尽力し、市勢進展に功労のあった個人・団体を表彰し、その功績をたたえている。昭和29年から昨年まで延べ407人、21団体を表彰してきた。
今年度の表彰者は健康福祉功労の元須賀川地区更生保護女性会長の星氏、産業功労は元大東商工会長の山本達哉氏(69)=小作田=、建設功労は東京工業大環境・社会理工学院教授の安田幸一氏(62)=東京都文京区=、教育功労は元市明るいまちづくりの会連絡協議会長の大内康司氏(81)=大町=。なお安田氏は都合により欠席した。
表彰式は国家・市歌斉唱に続いて、橋本克也市長が受賞者一人ひとりの功績を称えながら「それぞれの分野においてご精励され、市制進展に多大なるご貢献をいただきお一人お一人に深甚より敬意と感謝を申し上げます」とあいさつし、賞状と記念品を授与した。
合わせて篤志寄付感謝状が明るい社会づくり運動岩瀬・須賀川地区協議会(酒井達雄会長)と立命館大文学部教授の故・松宮秀治氏に贈られた(詳細は後日掲載)。
受賞者功労概要は次の通り。
健康福祉功労の星氏は平成6年から約20年間、主任児童委員として地域福祉の増進に寄与した。平成19年から5年間、須賀川地区更生保護女性会会長を務め、退任後も後進の指導にあたった。現在も市民生委員推薦会委員や市社協評議員として地域福祉活動に貢献した。
産業功労の山本氏は大東商工会長を1期3年間、副会長を3期9年間務め、地域の商工業振興と経済の発展・向上に努めた。2年前の東日本台風災害で大きな被害を受けた大東地区商店街の復旧・復興にも尽力した。須賀川牡丹園保勝会評議員や市観光物産振興協会役員なども務め、市の産業振興・発展に貢献した。
建設功労の安田氏は東京工業大環境・社会理工学院教授を務めており、市役所新庁舎とtetteの設計者選定の審査委員会委員長を歴任した。市建設アドバイザーとして先駆的な提案やアドバイスをし、市が目指した東日本大震災からの「創造的復興」に貢献した。
教育功労の大内氏は平成12年から21年間、市明るいまちづくりの会連絡協議会長を務め、毎年「少年の主張大会」「子どもの祭典」を開催するなど、子どもたちが生き生き活動できる環境づくりに貢献した。平成8年から24年間、市子ども会育成連絡協議会長も務め、「夏季少年健全育成球技大会」や「新春書道展・席書大会」を毎年開催するなど、子どもたちの健全な育成に貢献した。