10日まで魅力的な作陶展 福島空港で蜷川さん夫妻

地域振興

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    今年も多くの力作を並べる蜷川さん夫婦

 陶房蜷川泰心窯作陶展は3日から10日まで福島空港ターミナルビル3階特設会場で開かれ、美しさと使いやすさを兼ね備えた魅力的な作品の数々に多くの来場者が手に取っている。
 福島空港ビルの主催、福島空港利用促進協議会、県美術家連盟、県南工芸美術会の後援。
 9回目となる作品展は須賀川市芹沢町の陶芸家で県美術家連盟評議員、県南工芸美術会会長を務める蜷川泰心さん(69)の作約200品と妻・郁子さん(67)の作約170品が並ぶ。
 信楽粘土をメインに3種類の粘土を使い分け、オリジナルの金色結晶飴釉などで上品な色合いに仕上げた作品は、食材や花の美しさを際立たせる高い完成度を誇る。
 新作として泰心さんによる暗緑マッド釉薬を使った作品は、光沢のない落ち着いた上品な雰囲気をたたえる。郁子さんの白い化粧土をまとわせた粉引きの作品は優しい温かみを感じさせる。
 そのほか来年の干支であるトラの置物も人気で、初日に半数近く売れたという。
 時間は午前10時から午後5時まで(最終日は午後1時まで)。来場は無料。
 問い合わせは空港ビル(℡0247―57―1511)まで。