早朝にタカの「据え」訓練 森田・奥河さん

地域振興

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    早朝に「据え」の訓練をした森田さんと奥河さん(左)

 須賀川市内在住でペットでタカ類を飼育する会社員の森田洋司さん(緑町)と市職員の奥河誠さん(小中)は7日早朝、翠ケ丘公園五老山山頂周辺でタカを拳に止まらせる「据え」の訓練をした。
 2人は船引町でタカ類も取り扱う、ふくにゃんずカフェ「モフモフ」を通して知り合い、森田さんはハリス・ホークのレンくん(オス・5歳)、奥河さんは赤尾ノスリのミーちゃん(メス・2歳)を飼育している。
 タカを飼うために拳に根を生やしたように動きを止める「据え」を慣れさせるのは非常に大事なことで、2人が合同で訓練を行うのは今年初めて。
 レンくんとミーちゃんはそれぞれの飼い主の拳の上に止まり、その姿勢をキープしながら2人は園内を一周散策した。レンくんは一度だけ「据え」から飛び立ち、もう一度拳に戻る訓練も行った。
 森田さんは「適正体重をキープさせることが難しいが、可愛いレンのためだから苦労はない」と笑顔を見せた。
 今後も2人は時間と時期を見て日曜日早朝に園内を一周する訓練を不定期に行う。レンくんもミーちゃんも飼い主としっかりと革紐でつながれているため、手元から急に飛び立つ心配はないという。
 奥河さんのミーちゃんは長沼地区のサクラ名所横田御殿桜周辺の害鳥よけを桜守の大岡清一さんとともに行い、来年も2月頃から継続する予定をしている。