松明製作の過程を学んだ5、6年生たち
小塩江小(長場壮夫校長)の5・6年生は高さ3㍍のミニ松明製作に取り組み、15日に完成させた。
小塩江地区は中学生と地域住民らが協力して松明を作り、毎年松明あかしに参加していたが昨年、今年とコロナ禍の規模縮小で製作できず、中学生の卒業で経験者がいなくなることから、伝統を継承しようと昼休みの時間を活用し、長場校長が5・6年生に作り方を指導した。
以前に作られた松明を10日に解体して、新たな松明作りがスタート。タガと主竹を番線で締めて本体を作り、枠組みの上にゴザを荒縄でヨコ10本、タテ8本で巻き付けた。
巻いたゴザの裏側には全校生36人、小塩江幼稚園児7人、教職員15人の願い事が書き込まれている。
児童らは作り方を学び、「中学校に行っても作れるように覚えた」など、伝統継承に意欲を見せていた。