須賀川市選管は31日の第49回衆院選で、いちい須賀川東店の協力を得て第三投票所を市内商業施設内に初めて開設した。投票率と有権者の投票意欲向上を目指した試みで、同選挙区の投票率は60・59%でこれまでの選挙を大きく上回る結果となった。
昨年度までは福島病院付属看護学校体育館に第三投票所を開いてきたが、同校の閉校を受けて新しい場所を探していた。
これまでも投票率向上へ商業施設への投票所開設を模索してきたが、いちい須賀川東店の協力を得て午前7時から午後6時まで投票を受け付けた。
直近4年間の第三投票所投票率は昨年7月の参院選が50・52%、同年11月の県議選が40・73%、平成29年第48回衆院選が54・19%で、過去3回と単純に比較しても最大で約20%上回り投票所変更が功を奏した。
有権者からは「買い物しながら投票できて便利」や「駐車場が広いので気軽に立ち寄れた」など概ね好評の声が聞かれ、市選管は今後も同店などの協力を得ながら商業施設内への投票所開設など投票率向上に努める考えだ。