「初めての連句」 に挑戦する参加者たち
須賀川俳句文化の祖として知られる相楽等躬の命日(19日)に合わせて、風流のはじめ館が関係団体と実施中の「等躬忌の集い」の一環として26日、同館で初めての連句会を開き、桔槹吟社やチャチャチャ21などから12人が集まって半歌仙(18句)の連句に挑戦した。
江戸時代は俳人らが集まり様々なテーマに沿った連句の会を開いており、奥の細道で須賀川を訪れた松尾芭蕉、曽良、等躬も楽しんだほか、須賀川俳壇でも等躬らを中心に様々な連句を残している。
連句は季語を入れ仲間へのあいさつの意味合いも含めた五・七・五の発句を受け、七・七の脇句で答え、その後は無季や月、恋などの決められたテーマ(定座)に沿って句を詠み合う。
今回は参加12人を3班に分けて、「コンパスの円をはみ出す寒さかな」の発句を受けた18句を詠んだ。
参加者たちは歳時記や関連図書などを参考にしながら、前の順番の句を受けテーマに沿った句を詠むための工夫を凝らしていた。
各班が詠んだ連句は後日、同館やホームページなどで展示公開する。