飛行機ミニチュアと雲を熱心に撮影する子どもたち
特撮文化推進事業実行委員会(会長・橋本克也市長)主催の特撮ワークショップ「綿で雲をつくってみよう」は28日、地元小学生ら33人が参加して玉川村のたまかわ観光交流施設森の駅Yodgeで開かれた。
綿や画用紙など身近な素材を使って、ウルトラマンなどの特撮映像でおなじみの雲と空の撮影セットを再現し、制作だけでなく実際にカメラを通して映像作品の視聴も体験した。
講師に現代特撮を代表する特撮研究所所属の三池敏夫さんを迎え、子どもたちはアシスタントスタッフらの手も借りながら、大小様々な綿雲を手作りした。
リアル感を演出するために髪を固めるムース、立体感を生み出すために針金なども利用した。
子どもたちが手作りした綿は広大な青空を模した巨大ジオラマに敷き詰められ、実際に撮影する時に使用する飛行機のミニチュアを釣り糸で飛ばしながらカメラ撮影した映像をテレビで上映して臨場感を演出した。
子どもたちは実際に目の前で行われる撮影再現作業や、まるで本当に上空を飛行機が飛んでいるように見える映像に目を輝かせ、しきりにスマートフォンなどで熱心に写真と動画撮影に勤しんでいた。
三池さんは特撮デザイナーとして平成ガメラ3部作、「男たちの大和/YAMATO」、「シン・ゴジラ」など多くの現代特撮作品に関わり、特撮アーカイブセンター開設にも大きく貢献した。