鏡石一小で出張こども議会

子ども行政

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    鏡石一小で開かれた出張こども議会

 鏡石町出張こども議会は29日、鏡石一小あやめホールで開かれ、6年生の代表議員5人が町道の鳥のフン害、町の自然環境など様々なテーマを遠藤栄作町長らと質疑応答した。
 町の広報広聴事業の一環。子どもたちの視点から生み出された様々な意見をまちづくりに生かすとともに、ふるさとへの関心を深めてもらうことが目的。22日は鏡石二小で開かれた。
 同校代表議員は面川音寧さん、片桐清人さん、大河原椛さん、真壁蒼さん、角田陽向さんが務めた。
 遠藤栄作町長は来年8月に町制60年を迎えること、来年4月から施行する第6次総合計画を策定したことなどを児童らに説明した。
 議会は古川文雄町議会議長が進行し、子どもたちはそれぞれの視点から見た町の課題や問題点などを遠藤町長にぶつけ、町当局も真剣に答えた。
 主な答弁概要は次の通り。
 ▽面川音寧議員「学校前交差点のフン害について」=特に汚れている歩道は水で洗い流しているが、今後も状況確認しながら健康環境課が対応にあたる。しかし掃除をしてもカラスがすぐに飛んできて汚すため町でも困っている。カラスは鳥獣保護管理法に守られ捕獲や処分が出来ず、町も暗い中で懐中電灯の光を当てるなどカラスが嫌がることをしてきたが大きな効果がなく全国的にも問題になっており、今後も情報収集に努めきれいなまちにするための対策を考えていく▽片桐清人議員「町の自然環境について」=これまでアサガオやゴーヤなどを窓の外にはわせて「緑のカーテン」に取り組み、行政区で花いっぱい運動なども実施している。緑を増やすことは地球温暖化防止とともに幹線道路へのプランター設置による花の彩りや身近で簡単にできる取り組みをみなさんと進めていきたい▽大河原椛議員「通学路の安全確認・整備について」=定期的に道路を管理する国・県・町職員、警察署が合同点検して安全確保に努めている。町内道路は町職員が日頃からパトロールし、住民の通報や要望を受けて破損箇所や危険箇所の補修もしている。鏡石一小とやすこくや交差点方面を結ぶ道路は今後もけが人が出ないように管理していく▽真壁蒼議員「町内にアウトレット施設を」=県内にはないが宮城県と栃木県に2カ所ずつある。誘致で観光客は増えるかもしれないが、町内スーパーや商店街は売り上げが落ち込み店を閉じなければならない状況になる恐れがある。町とアウトレットモールを作る人が同じ考えになったときに施設ができると考える▽角田陽向議員「ふるさと納税について」=令和2年度の納税額は1555万6000円で、「ふるさと鏡石ありがとう事業」として、学校校舎改築や維持補修、花いっぱい活動、田んぼアート事業などに使われている。返礼品は町特産品のモモ、ナシ、リンゴ、イチゴ、コメ、岩瀬牧場のヨーグルトなど約40品種を揃え、今後も納税額増加、返礼品拡大などを図り全国へ町の魅力発信に努める。

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