須賀川地方広域消防本部の年末特別査察は1日から25日まで、管内の大型店舗や旅館、ホテルなどで実施し、年末年始の火災予防を徹底する。
年末年始は普段より多くの来客が予想されるため火災予防、特に人命の安全確保を目的に、避難経路の安全確保の徹底、消防用設備の維持管理の徹底を図るようチラシなどを配布し指導する。
住宅用火災警報器街頭PR活動は10日午後3時からヨークベニマルメガステージ須賀川南店で行い、今年度火災予防絵画・ポスターコンクールの優秀賞12点を掲載した「防火ポスター・カレンダー」や啓発用チラシなどを配り、住警器設置を促す。
冬期は暖房器具の使用が多くなるが、コンセント周辺や加熱する付近にホコリが溜まっていると出火の原因となる。そのため使用前の確認が求められる。
また外出時や就寝時は必ず火の元を消し忘れていないかチェックする必要がある。
万が一、火災が発生してしまう場合に備え、人命を確保するために住警器の正しい設置が重要となる。消防庁によると正しく設置した場合は死者数と焼損床面積は半減、損害額は約4割減と死亡リスクや損失の拡大リスクを大幅に減らす。
住警器の電池は約10年で寿命を迎えるとされており、定期点検で動作確認することが望ましい。
警報停止ボタンを押すことや引きヒモを引くことで動作を確認することができる。
なお年末年始特別警戒は12月29日から来年1月3日まで、各市町村の防災無線や消防車両で火の用心を呼びかける。