貯水施設となる西川中央公園多目的広場
須賀川市西川中央公園は浸水被害軽減を目的とした再整備工事のため、13日午前9時から園内利用ができなくなる。事業完了は令和5年を見込んでいる。
2年前の台風19号被害で釈迦堂川沿いの館取町や丸田町など広範囲で4㍍超の浸水被害を受け、市は雨水幹線内水処理施設整備と雨水貯留機能確保のための再整備を行う。
地元住民と2回のワークショップを開き、再整備により日常の公園の利便性が向上し、より親しまれる憩いの場となるよう取り組む。
現在は雨水幹線内水処理施設整備などに着工中で、来年にかけて公園施設撤去、樹木伐採、堤体補強などの造成工事を行う。
公園敷地内多目的広場9500平方㍍を最大2㍍掘り下げ、内水対策として最大2万5000㌧貯水して被害軽減を図る。
ワークショップで出された意見を反映し、多目的広場の緑化・舗装、1周約450㍍のウオーキング・ランニングコース設置、健康遊具や盛土芝生滑り台、遠隔監視カメラ、浸水注意サインなどの防災施設も整備する。
事故防止の安全フェンス設置は6日頃から始まり、13日午前9時以降は全ての園内利用ができなくなる。