12日まで公開中のミニチュア
須賀川市本町町内会(近藤次雄会長)が日大工学部建築学科住環境計画研究室の学生らと昨年10月に半世紀ぶりに組み立てた高さ6㍍、幅5㍍、奥行き7㍍の巨大屋台「本町歌舞伎屋台」のミニチュア(10分の1スケール)を12日までtette1階に展示している。
彫刻も含めてほぼ再現した。移動可能で一本の主軸が回転する廻り舞台の仕組みは全国的にも珍しく、これらの詳しい構造も図解入りで紹介した。
本町歌舞伎屋台は明治22年に作られ、須賀川大火での一部損傷などを乗り越え、昭和43年の旧118号線開通記念まで町内娯楽の場として何度も一般公開し歌舞伎公演なども披露してきた。
昨年10月には町内会や屋台保存会が学生とともに、当時から受け継いできた186もの部材を1カ月半かけて組み立て半世紀ぶりに再建した。
須賀川秋祭りなどでの一般公開を計画していたが、コロナ禍で叶わず、26日から来年1月9日までtetteで披露する。
26日は午前11時と午後2時に舞台上で半世紀以上ぶりに雅楽を演奏する。