円谷選手のシューズ復刻レプリカ メモリアルホールに展示開始

スポーツ文化

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    メモリアルホールに展示開始した復刻レプリカシューズ

 須賀川市がアシックス(本社兵庫県、廣田康人社長)から寄贈された円谷幸吉選手の復刻レプリカシューズは10日から、円谷メモリアルホールに展示され、円谷選手が栄光の銅メダル獲得に至った背景にある関係者の期待と支援がより鮮明となった。
 同社は今年の東京オリンピックをきっかけに、57年前の大会を振り返り、将来につなげていく活動を展開しており、同シューズもその一環として作製し、11月29日に市に寄贈した。
 円谷選手は同社(当時オニツカ社)から提供されたマラソンシューズで東京オリンピックのマラソンに挑み、銅メダルを手にした。
 その際に同社は円谷選手のもとに通って要望を聞き、いくつもの試作品を手掛けた。本番用に提供したシューズも複数のモデルに及び、現在メモリアルホールの主要展示品の一つとなっている本番で使用したシューズは、アッパー(足の甲の部分)が革製となっている。
 復刻レプリカはアッパーに綿布を使用しており、同じものを円谷選手は練習や別の大会に使っていた。
 その差異は足に対するフィット感で、円谷選手はより足と一体になるシューズを好んだとされる。
 ほかにも靴底に特殊ゴムスポンジを採用し、その厚さも好みに合わせミリ単位で調整がなされるなど、当時の最先端の素材と技術が投入されたことが伺える。
 会場には復刻レプリカと解説文が並び、来館者たちは銅メダルに至った背景にある多くの人たちの努力と、円谷選手への期待に想像を巡らせながら資料を観賞する姿がみられた。
 開館時間は午前9時から午後5時まで。
 施設利用の問い合わせはスポーツ振興協会(℡76―8111)まで。

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