非常灯などを確認する須田消防長たち
須賀川地方広域消防本部(須田勝茂消防長)の年末大型店舗特別査察と住宅用火災警報器設置促進街頭PRは10日、ヨークベニマルメガステージ須賀川南店(田崎純一店長)で行われ、万が一の際の避難経路や消火器設置状況などを確認し、年末の防災体制強化を促した。
年末年始は物品販売店舗などで普段より多くの来客が予想されるため、人命の安全確保に万全を期すため毎年実施している。
査察に先立ち須田消防長は運動の概要を説明し、「万が一に備え、避難経路の確保や従業員の予防意識向上などお願いしたい」とあいさつした。
田崎店長の案内で須田消防長、石井誠司須賀川消防署長ら4人が店内を巡回、避難経路や設置された誘導灯、消火器などを注意深く観察し、安全体制を確認した。
また消防本部と須賀川消防署の6人が同店入り口で住警器設置促進街頭PR活動を展開した。
本格的な冬となり暖房器具の使用が多くなることから、出火の原因となるホコリが器具やコンセント周辺にたまっていないか確認し、外出時や就寝時は火の元を消し忘れていないかチェックする必要がある。
火災が発生してしまった場合に備え、人命を確保するために住警器の正しい設置が重要となる。
署員らは買い物客に住警器の設置・維持管理の重要性を説明し、子どもたちの絵画・ポスターを掲載した来年の消防カレンダーを配り、火災予防に理解と協力を呼びかけた。
なお年末年始特別警戒は29日から3日まで、各自治体や消防団などの協力を得て、消防車両などで防火広報を行い、火の取り扱いに注意を促す。