4年ぶりに市文化センターでタクトを揮る佐渡裕さん ©Takashi Iijima
須賀川市文化センターリニューアルオープン記念演奏会「佐渡裕指揮 シエナ・ウインド・オーケストラ《ブラスの祭典2022》」は来年2月16日午後7時から、世界的指揮者の佐渡さんが4年ぶりに同館でタクトを揮い、アルフレッド・リードの名曲「アルメニアン・ダンス」全曲と、ジェイムズ・バーンズの「交響曲第3番」を須賀川で響かせる。チケットは15日から各プレイガイドで発売する。
佐渡さんは20世紀を代表する巨匠の故レナード・バーンスタインや小澤征爾さんらに師事し、現在は欧州の拠点をウィーンに置き、オーストリアを代表し110年以上の歴史を持つトーンキュンストラー管弦楽団の音楽監督を務める。
国内では兵庫県立芸術文化センター芸術監督、シエナ・ウインド・オーケストラの首席指揮者を務めている。
佐渡さんが市文化センターでタクトを揮うのは平成29年4月以来で、当時は東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団を率い、若手ピアニストの反田恭平さんと共演で来場者を魅了した。
前回はチケットが約1週間で売り切れたため、早めの購入を呼びかけている。
今回のプログラムは、前半にCDにも収録し、演奏会で何度も披露している十八番の「アルメニアン・ダンス」。今年のリード生誕100周年記念イヤーを経て、「佐渡×シエナ」が新たな「アルメニアン」を創り出す。
後半の「交響曲第3番」は、作曲者が娘を亡くした直後に書いた曲で、苦難、挫折、絶望、喪失感などの感情から、魂の再生、生の喜びまでが表現された超大作で、「佐渡×シエナ」の新たな代表作と目される。
チケットは全席指定で7500円。未就学児の入場は不可。
市文化センターのほか、音館、宮脇書店、アイランド・ネモト、flatto、うすい百貨店、CNプレイガイド、ローソンチケット、チケットぴあ、KFB福島放送ホームページで販売する。
問い合わせは市文化センター(℡0248-76-7777)まで。