投票用紙に触る生徒たち
須賀川一中(八木沼孝夫校長)の出前授業は15日、市選挙管理委員会職員を講師に迎え、選挙が正しく行われる意義や1票の価値などを学んだ。
3年生約80人がクラスごとに、選挙の概要を説明する動画を視聴したほか、選挙公報に目を配布した通し、候補者名がひらがなで多く表記される理由などを教わった。
また12月議会一般質問の動画も流し、若者の選挙に対する関心を高め、知識を深める教育として、「今年度同校で選管が出前授業を行う」との答弁映像に小さく歓声を上げた。
また「見本」と書かれた投票用紙の実物を触り、材料にプラスチックが含まれるため折り曲げても開票時に開くよう工夫されていること、文字がにじむため鉛筆かシャーペンで書かなければいけないことなど教わった。
計数機を使った実演なども見学し、生徒らは関心しきりの様子だった。
職員は「1票の力は大きいが、残念ながら若い世代の投票率は低い。ぜひ今のうちから有権者として関心を持ってもらい、3年後に権利を有効に使ってほしい」と伝えた。