ボータンカフェ7周年であいさつする原店長
須賀川市の豊心会(今野秀吉理事長)のボータンカフェ7周年記念式典は15日、約30人が出席して牡丹会館で開かれた。
原拡里店長が「平成27年に開設してから7周年を迎えました。小さなつながりから大きなつながりを目標に、形を変えて今後も開いてまいります」とあいさつした。
記念行事として、利用者らはハガキに自分へのメッセージや抱負などを書き、正月に届くように自分に宛てた。
認知症介護指導者、社会福祉士、看護師、介護支援専門員らも各テーブルに加わって歓談し、利用者代表者らは「話ができる場所があり、聞いてもらえることがで、自身の心が穏やかになった」「毎日が精いっぱいだったが、心に余裕ができ整理することができた。いろいろな人と出会えたことが励みになった」など述べた。
最後に屋外で風船30個を飛ばすバルーンリリースで7周年を祝い合った。
ボータンカフェは「一人ひとりの思いを繋げ、拡がるカフェ」をテーマに、認知症を考え、知らないこと、知っていることの情報を交換し、認知症という病気を共有する場として開設している。